- 用語
- 染革
- 読み方
- そめかわ
- テーマ
- 工芸
伝統
歴史
- 解説
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皮革工芸の一種。植物染料による染革、絵革や画き革、ふすべ革(燻革)がある。
大きく発展したきっかけは、源平合戦で登場したきらびやかなよろい(鎧)であり、その後、平安時代には、小桜革、ショウブ革(菖蒲革)などの多様な模様の染皮が発達した。鎌倉時代には獅子牡丹文、不動三尊像など図柄も流行している。南北朝時代~室町時代には、新しい図案として正平革が生まれ、室町時代後期には燻革が広がった。江戸時代には袋物、衣裳(いしょう)が染皮の需要源となっており、革羽織(かわばおり)が流行している。