皮革用語詳細
用語
手袋
--てぶくろ--
Glove
意味
手を覆うための服装付属品の一つ。構造上から、5本の指に分かれたものをグラブ(glove)、親指だけが分かれたものをミトン(mitten)、と区別する。また用途により服飾用、防寒用、スポーツ用及び作業用などが区別されている。古くより防寒用には、保温性、伸びの良好な革の使用が最適とされている。
服飾用手袋は、特に軽く柔軟で適度の伸びが要求されるため、ラムスキン、シープスキン、ゴートスキンなどの小動物革が主体である。高級品としてペッカリー、ディアースキンなどが使用されている。
スポーツ用手袋にはゴルフ用、バッティング用、スキー用、バイク用など種類が多く、それぞれ必要とされる機能に適合するような革の性質強化が望まれている。例えばゴルフ用手袋は、滑らないこと、色落ちのないこと、伸びが十分あり弾性のあることなどが望まれている。
作業用手袋は、工場での諸作業中、手を保護する目的に使用され牛革や床革などの比較的厚い革が利用されることが多い。
≪プロ用革ゴルフ手袋≫
写真提供:(株)ハシセン
≪服飾用革手袋≫写真提供:香川のてぶくろ資料館
関連リンク
溶接用手袋