革を引張ったときの強さ。革が切断するまでの最大荷重（切断荷重）で表す。JISではJIS K 6550革試験方法に規定があり、革試験片を一定の速度で引張り、切断するまでの最大荷重を革のもとの断面積で割った値(MPa)で示す。衣料革の場合は、最大荷重を引張切断荷重(N）で示す（JIS K 6552:1977、JIS K 6553:1977)。ISOでは、ISO 3376: 2002に規格がある。試験方法は、JIS K 6550では2点の平均（背線と平行方向、背線と垂直方向）、JIS K 6552では2点の平均（背線と垂直方向）であるが、ISOでは6点の平均（背線と平行方向3点、背線と垂直方向3点）をとること及び試験片のサイズが異なる。試験片のサイズも2種類あり、標準の試験片で滑る場合は大きいサイズの試験片を使用する。
