皮革用語詳細
用語
風合い
--ふうあい--
Handle
意味
手触り、肌触り、着心地など、革や布地に触れたときに感じる材質感や感触を感覚的に評価する用語。品質を判断する一つの基準となる。感覚は主観的な評価のため、風合いの評価は一般的に職人や専門家が行っている。繊維における生地の風合い用語としては、こし(stiffness)* 、はり(anti-drape stiffness)*、
ぬめり(smoothness)
、ふくらみ(fullness and softness)* 、しゃり(crispness)* 、きしみ(scrooping feeling)* 、しなやかさ(flexibility with soft feeling)* 、ソフトさ(soft feeling)*がある。風合いを機器によって測定する試みがなされてきたが官能試験ほど鋭敏ではない。生地の風合い測定法として
KESシステム(Kawabata Evaluation System)
がある。力学特性値を測定することにより、風合いを算出することが可能である。KESシステムを革に適用する試みも行われている。
革の風合いは商取引上でも重要な要素である。革の風合い要因として、
柔軟性
(やわらかさ)、腰、弾力性、
ふくらみ
(豊満性、充実性)、
ぬめり感
(シルキータッチ、しっとり感)などが挙げられる。
関連リンク
KESシステム