皮革用語詳細

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用語
ろうけつ(﨟(蝋)纈)染め --ろうけつぞめ--
Battik
意味
ろう染めで古名をろうけち(﨟纈)という。ろう、パラフィンワックスで被染物を部分的に覆って防染することにより、模様を染め表す方法、及び染色品。古くから布類に行われた。近代のろうけつ染めは古代のろうけちとは異なり、ジャワのバティック(ジャワ更紗)などを発端とするもので、ろう置きに型を用いず、ろうを筆につけて模様を自由に描いて行く方法である。最近は染色作家によって手芸的な革染めなどにも応用されている。革のろうけつ染めは、染色しない部分を防染剤で覆い、全面に染料液を塗り、その後防染剤をはがして模様を出す。この模様は多種多様で、ろうのき裂による独特な模様が入ることも特徴である。