公害 | 皮革用語辞典

意味: 　経済合理性の追求を目的とした社会経済活動により環境が破壊されることで生じる社会災害。公害対策基本法で「公害とは、事業活動、その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる、1. 大気の汚染、2. 水質の汚濁、3. 土壌の汚染、4. 騒音、5. 振動、6. 地盤の沈下及び7. 悪臭によって、人の健康又は人の生活に密接な関係のある財産並びに人の生活に密接な関係のある動植物及びその生育環境に係る被害が生じることをいう」と定義されている。ここでは、いわゆる典型7公害に限っており、ほかの法律で規制されている原子力公害や鉱害を含まず、また、日照権、通風権侵害なども含まれていないが、公害は多様化する傾向にある。皮革産業では、主に悪臭と水質汚濁の防止が重要である。