皮革用語詳細

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用語
収れん(斂)性 --しゅうれんせい--
Astringency
意味
 化合物などが動物の皮膚や粘膜のタンパク質と結合して被膜形成や凝固作用を示すこと。化学的には主としてタンパク質を変性凝固させる作用を意味する。革では植物タンニンの収れん性を指す。植物タンニンの鞣皮能<じゅうひのう>を表す目安の一つと考えられ、タンニン分の割合が多いと収れん性が強いとされているが、植物タンニンの種類、粒子の大きさなどにより収れん性は異なると共に、濃度、温度、ほかの物質との共存などによってもその強さは異なる。