皮革用語詳細

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用語
白鞣し革 --しろなめしがわ--
Japanese white leather(Himeji white leather)
意味
姫路白鞣し革、姫路革といい、古くは白靼<はくたん>、古志靼<こしたん>、越靼<こしたん>、播州靼<ばんしゅうたん>ともいわれた。印伝革と共に古い歴史を持つ日本独特の革である。この鞣し法が江戸時代の中頃、出雲国の古志村から伝えられ、古志靼、越靼の呼び名の由来になったともいわれている。牛皮を用い、川漬け脱毛、塩入れ、ナタネ油による油入れなどの工程を経て、天日乾燥と足もみ、手もみを繰り返して仕上げる。淡黄色を帯びた白い革で、武道用具、財布、バッグ類、文庫箱などに加工されて姫路の特産品となっている。しかし、最近では川漬け脱毛法の採用が困難なため、石灰脱毛法なども行われている。
≪白鞣し革製の馬具及び革文庫、草履、小物≫
≪白鞣し革製の馬具及び革文庫、草履、小物≫