安全靴 | 皮革用語辞典

意味: 　足及び人体を各種の危険から保護する対策を施した作業用靴。原則として革製である。安全対策として機械的衝撃から足を保護するために補強材料の使用と火災の誘発防止などのための帯電防止が施されている。JISでは前者のために鋼又はプラスチック製の補強先芯を使用したものを安全靴、使用していないものを作業靴として区別し、後者のタイプを静電気帯電防止用革製安全靴又は作業靴として規定している。製法は直接加硫圧着式製法、グッドイヤーウェルト式製法、セメント式製法、インジェクション式製法である
　靴の種類は、重作業用、普通作業用及び軽作業用に分けられ、婦人安全靴は軽作業用に準ずるものとされている。甲革はクロム牛革又はクロムタンニン複合鞣し牛革が用いられる。また、足甲部全体を覆うプロテクターを取り付けた安全靴もある。