乾燥革をもみほぐして柔軟化する機械。通常はへらなどで革をしごくタイプのものを指す。スローカム型とベーカー型の2種類がある。スローカム型は腰ステーキングともよばれ、凹型鉄板とゴムローラーで革をくわえ、水平方向にひっぱり、しごいて柔軟化する。主に乾燥による硬化、変形が著しい状態の革(ガラぼし後など)に用いる。
ベーカー型は立ステーキングとも呼ばれ、革を斜めのテーブル上に銀面を下にして置き鉄板と平板のスロット(溝)にはさみ、往復運動でやや温和にしごき柔軟化する。主にある程度柔軟化された革に最終仕上げを施すときに用いる。このほかに突起の上下振動で柔軟化を行えるバイブレーションステーキングマシンがある。
≪スローカムステーキングマシン(クランプタイプ)≫