標準イルミナント
- 読み方
- ひょうじゅんイルミナント
- 英語
- Standard illuminant
- 意味
- 標準光源。 物体の色を評価する時に使用し、標準化された人工光源。2000年(平成12)以降、厳密性と他の規格との整合性から、標準光源にかわって標準イルミナントという用語が優先的に使用されるようになった。JIS Z 8902は標準の光AとD65の二種類を規定している。
標準イルミナントA(標準の光A)は絶対温度2856K(ケルビン)の完全放射体(黒体)から発する光で、標準光源Aは色温度約2856Kになるように点灯した透明バルブのガス入りタングステン電球である。標準イルミナントD65(標準の光D65)は紫外、可視を通じた波長領域において、色温度約6500KのCIE昼光(国際照明委員会が定めた自然の昼光)の相対分光分布を規定したものである。その光源は蛍光ランプでその形式と性能が1988年(昭和63)にJISに定められている。これを常用光源蛍光ランプD65という。