フォギング試験
- 読み方
- フォギングしけん
- 英語
- Fogging test
- 意味
- 自動車用内装材中から発生する揮発性物質などによるガラスの汚染を評価する試験。革についてはDIN-75201、 IUF 46、ISO 17071で規定されている。試験方法はフォギング試験装置を使用し、2種類の評価方法がある。
1) 光沢法:ビーカー内で試験片を加熱(100 ℃)し、革から発生する揮発、昇華物質により、ガラス面(20 ℃、3時間)にどの程度の曇りを生じるかを光の反射率(曇値)であらわす。2) 質量法:試験装置に取り付けたアルミホイルを一定時間加熱(100 ℃、16時間)しながら放置して、どの程度汚染物質が凝縮するかを質量(mg/50 cm2)で表す。
曇値で50 %以下は不採用。50~70 %は良好、70 %以上は非常に優秀と規定している。自動車メーカーによる社内規格値はそれぞれ異なっており、例えば曇値で70 %以上、90 %以上(90 ℃、6時間)、質量法で2~10 mg/50 cm2などである。