ミナミアフリカオットセイ
- 読み方
- 英語
- Cape seal
- 意味
- 学名はArctocephalus pusillus。哺乳網食肉目アシカ科ミナミオットセイ属に分類されている。ナミビアから南アフリカ共和国にかけてのアフリカ大陸南部の海岸線のケープ岬、アルゴア湾、ブラックロック周辺に棲息している。南東オーストラリア、タスマニア、ニューサウスウェールズに棲息しているオーストラリアオットセイとともに、地域的に限定されたミナミオットセイ属の1種である。特徴的な前頭部と比較的長く太い鼻口部をもち、オットセイ属でも最大で、その体長は2.0メートルから2.3メートル、体重は200キロから360キロに達する。毛の色は、背部は暗灰色で、腹部は黄色をしている。ケープファーシールと呼ばれるように、分厚い毛を持っているので、毛皮目的で数多く捕獲されてきたが、現在ではワシントン条約の「付属書II」において、適切な許可書若しくは再輸出証明書を条件に許可されている。皮の銀面は、タテゴトアザラシ(ケープシール)の模様よりやや小さいが似ている。
≪ミナミアフリカオットセイの銀面模様≫