陽イオン性界面活性剤
- 読み方
- よういおんせいかいめんかっせいざい
- 英語
- Cationic surface active agent,Cationic surfactant
- 意味
- 水に溶けたとき、親水基の部分が陽イオンに電離する界面活性剤。石けんと逆のイオンになっているため、「逆性石けん」と呼ばれることもある。一般に、マイナス(負)に帯電している固体表面に強く吸着し、柔軟性、帯電防止性、殺菌性などの性質があるため、柔軟仕上げ剤やリンス剤、消毒剤として利用されている。塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ジデシルジメチルアンモニウム塩など第4級アンモニウム化合物の殺菌効果はグラム陽性、陰性菌に広く有効、ウイルス、結核菌、細菌胞子(芽胞)に無効である。