SI単位
- 読み方
- エスアイたんい
- 英語
- International System of Units
- 意味
- かつては国や分野ごとに様々な単位が使われていた。国際的に単位を統一しようという最初の条約は、1875年にフランスで締結されたメートル条約である。メートル法のもつ優位性は世界で認められ、徐々に受け入れられたが、メートル系とされる単位系にも多様化した単位が生まれた。そこで国際度量衡委員会が 1960 年に世界共通の単位系が原則「一量一単位」として決定したのが国際単位系(SI単位系)と呼ばれるものである。国際単位系は7個の基本単位及びそれらから組み立てられるSI組み立て単位、並びにそれらの10の整数乗倍からなる。基本単位は時間 (s)、長さ (m)、質量 (kg)、電流 (A)、熱力学温度 (K)、物質量 (mol)、光度 (cd) である。SI組み立て単位は力(N)、圧力(Pa)、エネルギー(J)、周波数(Hz)、電気抵抗(Ω)などである。日本では1993年に新計量法としてSI単位系が正式に採用され、非SIである単位は猶予期間の後に、証明行為や商取引の場での使用ができなくなった。