悪臭防止法
- 読み方
- あくしゅうぼうしほう
- 英語
- Offensive odor control law
- 意味
- 1967年に成立した公害対策基本法で、典型公害に含められた悪臭を防止するために1971年に制定された法律。この法律の適用は工場や事業場活動によって発生する悪臭を規制し、生活環境の保全、国民の健康の保護を目的とする。1996年には評価方法が改正され、物質の濃度による規制では未規制の物質や複合臭気に対して十分な効果をあげられないため、嗅覚測定法による臭気指数の規制が導入された。都道府県知事(政令市長)は、評価方法をどちらか指定し、規制基準を(1)敷地境界線、(2)気体排出口、(3)排出水について政令の範囲内で定めることになっている
特定悪臭物質とは、不快なにおいの原因となり生活環境を損なうおそれのある物質であって政令で指定するもので、以下の22物質である。
アンモニア、メチルメルカプタン、硫化水素、硫化メチル、二硫化メチル、トリメチルアミン、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ノルマルブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、ノルマルバレルアルデヒド、イソバレルアルデヒド、イソブタノール、酢酸エチル、メチルイソブチルケトン、トルエン、スチレン、キシレン、プロピオン酸、ノルマル酪酸、ノルマル吉草酸、イソ吉草酸。
- 関連リンク
- 公害