活性汚泥法
- 読み方
- かっせいおでいほう
- 英語
- Activated sludge process
- 意味
- 工場廃水処理、下水処理などに最も広く使われている可溶性有機物の処理(生物処理)法。排水に適応した微生物を主体とした活性汚泥を培養したばっ気槽内に排水を流動接触させ、好気的に水を浄化する方法。ばっ気槽と沈殿槽の組み合わせを基本とし、排水は、ばっ気槽内で活性汚泥(細菌Zoogloea、 Pseudomonas、 Bacillusなど、原生動物Vorticella、 Opercularia、Parameciumなどを主体とする泥状物質)と混合し、 数時間撹拌、ばっ気すると、排水中の有機物は微生物で分解されたり、活性汚泥のフロック内に取り込まれたりしてその濃度が減少し、沈殿槽に送られて、上澄水と汚泥とに沈降分離される。汚泥の一部は返送汚泥としてばっ気槽に返送され、残りは余剰汚泥として排出される。ばっ気中の微生物の生育管理が重要である。