国際獣疫事務局
- 読み方
- こくさいじゅうえきじむきょく
- 英語
- OIE : International Epizootic Office
- 意味
- 獣疫に関する国際組織。別名世界動物保健機関(world organization for animal health)としても知られている。1924年に28カ国の署名を得てフランスのパリで発足した世界の動物衛生の向上を目的とした政府間機関で、2011年2月現在178の国と地域が加盟している。日本は1930年に加盟した。
国際獣疫事務局はフランス語で(office international des epizooties)で、その頭文字を取ったOIEの略称とロゴが使われている。また、2003年には、通称として(world organisation for animal health)を使用することが決まった。事務局はパリにあり、OIEの作業対象は設立以後拡大している。現在では動物衛生のみならず、食品安全及びアニマルウェルフェアの分野も作業対象に含まれている。また、対象となる動物も、哺乳類、鳥類、蜂、魚類、甲殻類及び軟体動物に加え、2008年に両生類が対象となった。現在は下記の活動を行っている。
1)世界で発生している動物疾病に関する情報を提供すること。
2)獣医学的科学情報を収集、分析及び普及すること。
3)動物疾病の制圧及び根絶に向けて技術的支援及び助言を行うことなど。