CIE標準表色系
- 読み方
- シーアイイーひょうじゅんひょうしょくけい
- 英語
- CIE : Standard colorimetric system
- 意味
- 国際照明委員会(CIE、フランス語Commission Internationale de l, Éclairage、 英語International Commission on Illumination)が決めた色の表現方式。物体から反射される光のエネルギーの分光分布を測定し、三刺激値X、Y、Zを求め、この値から明度とx-y直交座標(色度図)上の位置ですべての色を表現する。マンセル表色系やNCS(Natural Color System)表色系といった顕色系の色体系と異なり、混色系の色体系である。混色系とは、原色を設定してその混色量で色を表示する体系のことで、色の定量的表示に適している。光の三原色(R=赤、G=緑、B=青紫)の加法混色の原理に基づいて発展したもので、色度図を使って色をYxyの3つの値で表す。Yが反射率で明度に対応し、xyが色度になる。主波長、純度、明度によって表示することもある。JIS Z 8701にはCIEが1931年と1964年に推奨した表色系が規定されている。