皮革用語詳細

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用語
明ばん(礬)鞣し --みょうばんなめし--
Alum tannage, Alum dressing
意味
明ばんにはソーダ明ばん{Na2SO4・Al(SO4)3・24H2O}、カリ明ばん{K2SO4・Al2(SO4)3・24H2O}、アンモニア明ばん{(NH4)3SO4・Al2(SO4)3・24H2O}等がある。いずれも無色透明な8面結晶のアルミニウムの複塩である。これらの明ばんを用いて鞣すことを明ばん鞣しという。鞣皮性が弱く耐熱性にも欠けるが柔軟な革が得られることから毛皮の鞣しに多く利用された。現在は高塩基性塩化アルミニウム塩が鞣し剤として使われているが、一般にアルミニウム系鞣剤は鞣し効果が軽微で、酸性で脱鞣しを起こしやすい。
関連リンク
アルミニウム鞣し