靴用甲革及びその他の薄物革の銀面の強さを測定する試験。製甲の釣り込み作業で銀面に割れ、又は、き裂を生ずる傾向を評価するために行う。JIS K 6548:1995、ISO 3379:1976(IULTCS/IP 9)で規定されている。JISとISOでは鋼球の直径がわずかに異なるが基本的には同一の試験方法である。円形に細断した革試験片の周辺を固定し、中央を鋼球により押し上げ、銀面に割れを生じた時の荷重(銀面割れ荷重)と高さ(銀面割れ高さ)を測定する。ISOではヘビーレザー用の革について、ISO 3378:2002 (IULTCS/IUP 12)の試験もある。
≪銀面割れ試験(JIS K 6548) 鋼球破裂試験機≫