皮革用語詳細
用語
自己塩基化クロム鞣剤
--じこえんきかクロムじゅうざい--
Self-basifying chrome tanning agent
意味
自動塩基度上昇クロム鞣剤のこと、1960年代にバイエル社/ドイツにより販売が開始された
クロム鞣剤
で、塩基性硫酸クロムと共に徐々に溶解するアルカリ剤(炭酸マグネシウムカルシウムCaMg(CO
3
)
2
(ドロマイト)や酸化マグネシウム(MgO)など)が配合されており、クロム鞣剤が皮中に浸透後、ゆっくりと自動的に
塩基度
が上昇することで鞣しが行えるもの。
ピックル
の
pH
値とドラムの回転による温度上昇の管理が必要となる。