耐乾熱性試験
- 読み方
- たいかんねつせいしけん
- 英語
- Testing method for heat resistance of air dry leather
- 意味
- 乾燥状態での革の加熱による品質劣化に対する抵抗性を評価する試験。JIS K 6543:1995で規定されている。直接加硫圧着式及び射出成型式製法に使用する甲革、裏革及び中底革の風乾状態での耐乾熱性を試験する。甲革、裏革及び中底革は、使用する状態や熱加圧を受ける状況がそれぞれ異なるために試験方法もそれぞれ異なる。甲革はそのままで、裏革は標準甲革と接着剤で張り合わせ複合試験片を作製する。中底革はバフする。ただし、バフした革及び床革はこの必要はない。試験片を規定温度の加熱板2枚の間に挟んで加圧したときに生ずる損傷(革の収縮や銀面割れ)の程度で耐乾熱性を評価する。規定温度は靴の製法によって異なり、上板は50~105℃、下板は150~185℃の間で行う。
- 関連リンク
- 耐熱性