塩基度
- 読み方
- えんきど
- 英語
- Basicity
- 意味
- クロムなどの錯体で組成の塩基性を示す尺度。核形成金属の原子価に対する結合水酸基の割合を当量パーセントで表す。[例]Cr(OH)SO4:1/3×100=33.3(%)。塩基度を増すと金属イオンが水酸基(OH)のO(酸素)を仲立ちとして集合して大分子になり(オール化)、鞣皮性が増加する。しかし、ある限度を超えると不溶性となって水酸化物の沈澱を生ずる。鞣しに用いられる3価の金属(特にクロム)塩の電荷や粒子サイズなど皮タンパク質との反応性を示す尺度として用いられる。