国際標準化機構
- 読み方
- こくさいひょうじゅんかきこう
- 英語
- ISO : International Organization for Standardization
- 意味
- 電気分野を除く工業分野の国際的な標準である国際規格を策定するための非政府組織。各国の代表的国家標準化機関の連合であり、スイスにおける法人格を有する非政府組織である。その目的は、国家間の製品やサービスの交換を助けるために標準化活動の発展を促進することと、知的、科学的、技術的、そして経済的活動における国家間協力を発展させることを目的としている。電気分野を除く工業分野の国際規格(IS)を策定する。1カ国1機関のみが加入でき、日本の会員団体は日本工業標準調査会である。
ISOの規格開発手順は下記の手順で行われる。新作業項目(new work item proposal:NP)の提案、作業原案(working draft:WD)の作成、委員会原案(committee draft:CD)の作成、国際規格原案(draft international standard:DIS)の照会及び策定、最終国際規格案(final draft international standard:FDIS)の策定、国際規格(international standard:IS)の発行。なお、専門的な作業は専門委員会(technical committee : TC)、分科委員会(sub-committees: SC)、作業部会(working group: WG)で行われている。
皮革についてはTC120、靴、履き物はTC126が担当している。TC120には1つのWGと3つのTCがある。WG1では専門用語、SC1ではピックル皮を含む生皮、SC2では鞣し革、SC3では皮革製品を扱っている。SC1とSC2についてはIULTCSが国際標準化団体としてISの開発に対して責任を負っている。日本はOメンバー(オブザーバー)としての登録であり、NPO法人日本皮革技術協会が担当している。