白皮、白革
- 読み方
- しらかわ
- 英語
- White leather
- 意味
- 鹿皮の鞣し革の一種。江戸時代中期以降に牛馬皮鞣しの柔軟化が達成される以前の日本では皮革の主流は鹿皮であった。「かわ」といえば鹿皮、鹿革を指した。正倉院に残る皮革の場合にも1200年を経過しているにもかかわらず、牛馬革の大半が硬化しながら、鹿革の多くが柔軟性を失っていない。鹿皮の代表的な鞣し革には①毛皮、②脳しょう鞣し革、③白鞣し革、④くん(燻)煙鞣し革があった。これらの内②③の鞣製法で鞣された革を白皮、白革と呼んでいる。現在ではホルムアルデヒドやミョウバン(アルミニウム)鞣しで白革がつくられている。
- 関連リンク
- 脳しょう鞣し