皮革用語詳細

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用語
酵素 --こうそ--
Enzyme
意味
 タンパク質を主体とする有機触媒。酵素の反応は基質特異性があり、温度やpH、イオン強度、活性化物質あるいは阻害剤などの影響を受けやすい。酵素の活性が最大となる温度やpH領域を、それぞれ最適温度及び最適pHという。酵素はその触媒する化学反応から、1)酸化還元酵素、2)転移酵素、3)加水分解酵素、4)リアーゼ、5)イソメラーゼ、6)リガーゼに分類され、国際酵素委員会(E.C.)の提案により4つの数字からなる酵素番号が与えられている。皮革製造ではベーチングに用いられるほかに、皮の腐敗や自己消化に関係する。