皮革用語詳細
用語
ゴート スキン
Goat skin
意味
ヤギ(学名:
Capra hircus
)の皮。
真皮
層に占める
乳頭層
の
弾性線維
の発達がよく、その割合が大きく
網状層
が薄い。乳頭層中の諸器官は比較的少ないため毛は直毛で、背から尻の部分の
コラーゲン
線維は水平に走るものが多い。そのため銀面の摩耗性に優れた強じんな革となる。
羊皮
より充実した線維組織をもち、
エラスチン線維
が多いためやや硬く、
銀面
は特徴ある凹凸を示し、耐摩耗性に優れている。パキスタン、インドが主要生産国である。子山羊の革をキッドスキン、銀付きの薄いものをゴートスカイバーと呼んでいる。ゴートスキンは靴の
甲革
用、手袋用、衣料用、製本用、手芸用など広く利用されている。