皮革用語詳細
用語
アリゲーター
Alligator
意味
学名は
Alligatorinae
。商業名はアリゲーター。ワニ目アリゲーター科に分類され、口を閉じると下顎歯が見えなくなるワニの種類である。アメリカの南部ルイジアナ、フロリダ両州の沼や河川、北アメリカの東南部に分布するミシシッピーワニ、中国の長江(揚子江)流域にみられるヨウスコウワニ、南北アメリカにみられるカイマンなどがアリゲーター科に属する。アリゲーター科は4属15種からなる。アリゲーター属にはアメリカアリゲーター(一般和名:
ミシシッピーワニ
)とヨウスコウアリゲーターの2種が分類されており、ヨウスコウアリゲーターは
ワシントン条約
付属書Ⅰ類にリストされているため、商業取引での
アリゲーター
とはアメリカアリゲーター(American alligator)を指す。
クロコダイル科に見られる腹面の各鱗板<りんばん>に穿孔<せんこう>と呼ばれる小さなくぼみがアリゲーター科には見られない。アリゲーターは全体に胴が長く、腹部のうろこの形状はクロコダイルに比べ、やや長めの長方形をしている。養殖も大規模に行われていて、世界で最も多く取引されている。
鞄
や
ハンドバッグ
、
小物
、
ベルト
、カウボーイブーツ、時計バンドなどの材料として使用されている。
≪アリゲーター≫