皮革用語詳細

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用語
収縮 --しゅうしゅく--
Shrinkage
意味
 皮革の収縮は、以下のような要因によって引き起こされる。
1)熱収縮:特に水に濡れた状態では革タンパク質であるコラーゲンの熱変性温度が低下するため、革の熱収縮温度以上の熱が加わると鞣されたコラーゲンが熱変性して収縮する。
2)塩縮:乾燥剤や融雪剤として使用される塩化カルシウムのような塩類の水溶液が皮革中に浸透すると、コラーゲンが不可逆的に収縮する。
3)クリーニング:皮革製造における乾燥工程では皮革に張力を掛けながら乾燥して平板な製品に仕上げている。このためクリーニングや水に濡れた場合などで元の形状に復帰して、収縮、変形を生じることがある。
4)水濡れ:皮革製品は一般的に親水性が高く水に濡れやすい。このため水が繊維内に浸透しやすい、浸透した水分が蒸発するとタンパク質中の親水性基同士による架橋結合(水素結合など)が多数生じるために革の硬化や収縮を生じる。
5)鞣し:過剰な鞣しによって繊維間に多数の架橋が生じると繊維同士が密着して、鞣し前の皮より収縮する。
関連リンク
耐熱性