- 用語
- カービング法
- 読み方
- かーびんぐほう
- 英語
- Carving
- テーマ
- 加工
工芸
- 解説
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スーベルカッターや刻印などを使用して革に模様を刻む技法。レザークラフト、アメリカンクラフト、ウェスタンレザークラフトなどともいう。古くから、カウボーイが使う馬のサドル(鞍)や革小物などの装飾として使われてきた。
カービングの基本は、革にスーベルカッターで模様を切り込み、その上から刻印を叩いて立体感を出していく、浮き彫り。そのほかにも、図柄を部分的に切り抜く透かし彫り、型に水にぬらした革を押し込んで成形する型つけ法、アウトラインを掘り込んで模様を浮き上がらせる逆彫法など、様々な技法がある。
図柄には花や植物をモチーフにしたものが多く、流れるような曲線と緻密で洗練された花のデザインが特徴のシェリダンスタイルや、ゆるいカーブと直線的な茎の躍動感が特徴のアリゾナスタイル、ダイナミックなデザインと図柄に花のつぼみがあるのが特徴のカルフォルニアスタイルが代表的である。