グルタルアルデヒド--Glutaraldehyde
- 用語
- グルタルアルデヒド
- 読み方
- ぐるたるあるでひど
- 英語
- Glutaraldehyde
- テーマ
- なめし
- 解説
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無色、または、わずかに薄い黄色の液体。刺激臭があり、水、アルコール、アセトンに溶けやすい点が特徴。有機化合物で、アルデヒドの一種。
医療機器の滅菌、殺菌、消毒に用いられる他、生物学分野においては固定液として利用される。ホルムアルデヒド(水溶液はホルマリン)よりも細胞内への浸透は遅いが、固定力の強い液体である。
皮革分野では、なめし(鞣し)剤として使用されており、タンパク質と強く結合して溶け出さないため、ホルムアルデヒドに代わる良好なアルデヒドなめし剤として、クロムとのコンビネーションなめしなどに多く取り入れられている。なめした革は柔らかい仕上がりとなるが、黄褐色に着色される点に注意する必要がある。