白なめし革--Japanese white leather(Himeji white leather)
- 用語
- 白なめし革
- 読み方
- しろなめしがわ
- 英語
- Japanese white leather(Himeji white leather)
- テーマ
- 種類
伝統
- 解説
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日本に古来から伝わる代表的な油なめし革。姫路革(ひめかわ)ともいう。古くは、白靼(しろなめし)、古志靼(こしなめし)、越靼(こしなめし)、播州靼(ばんしゅうなめし)と呼ばれていた。
牛皮を原料とした、白くて柔らかい、独特の風合いのある皮革で、川の水につけて脱毛すること、化学薬品を使わず、塩と植物油(菜種油)のみを加え、手もみ・足もみと天日乾燥を繰り返して完成させること、銀面が乳白色(薄いベージュ)に仕上がることが特徴。
現在は、川漬け脱毛法が困難なため、石灰脱毛法なども行われるようになった。武具用具、財布、ぞうり、バッグ類、文具箱などに加工、姫路の特産品となっている。