- 用語
- 疎水結合
- 読み方
- そすいけつごう
- 英語
- Hydrophobic bond
- テーマ
- 理科
- 解説
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タンパク質分子中の疎水性側鎖(極性でない、芳香族、炭素鎖など)が、水中において、水分子との接触を避けて互いに集合しようとする相互作用。結合の力は非常に弱いが、タンパク質の立体構造の形成時にとても重要な役割を持つ。
タンパク質の主鎖(化合物の幹となる炭素の結びつき)が折りたたまれる時、疎水性基は水との接触を避けようとするため、タンパク質の内部に配置されて、立体構造が決まる。
疎水結合は、タンパク質分子内部のみでなく、タンパク質分子間、酵素と基質、タンパク質分子と脂質間などの結合に重要な役割を果たしている。