日本エコレザー基準--Japan Eco-leather Standard
- 用語
- 日本エコレザー基準
- 読み方
- にほんえこれざーきじゅん
- 英語
- Japan Eco-leather Standard
- テーマ
- 環境
- 解説
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環境に優しい皮革製造技術の研究開発の成果として定められた日本国内の基準値。
エコレザーは、製造、輸送から再利用までの一連のサイクルにおいて、環境への負荷が少ない革として、90年代頃からヨーロッパを中心に注目されるようになったもので、日本では、2006年に特定非営利活動法人日本皮革技術協会が制定した。臭気、遊離ホルムアルデヒド、抽出重金属7項目、ペンタクロロフェノール、発がん性芳香族アミン、染色堅ろう度2項目が認定基準となっている。
2009年から社団法人日本皮革産業連合会が日本エコレザー基準の認定を行っているが、申請には基準値に適合した分析結果とともに発がん性染料の不使用宣言、廃水及び廃棄物の適正処理の証明書、皮革製造に使用する薬品のリストと使用薬品の化学物質安全性データシート(MSDS)などが必要である。革および革製品の製造業者または販売業者が申請は無料で行うことができる。