- 用語
- 印伝革
- 読み方
- いんでんがわ
- 英語
- Inden leather
- テーマ
- 種類
歴史
- 解説
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鹿の皮を、脳しょうでなめして(鞣して)作られた皮革のこと。なめした後、漆で模様を絵付けする点が特徴。かばんや小物入れなどの素材として用いられることが多い。現在は脳しょうなめしは行われず、くんえん(燻煙)やアルデヒドなめしが行われている。
名前の由来には、鎖国下でオランダから幕府に献上されたインド産の「インデヤ革」だとする説と、“インド(印度)からの伝来”を略したとの説がある。また、印伝に似た革は、『日本書紀』や『延喜式』の頃から作られていたとも言われている。