皮革用語詳細

back
用語
一浴法 --いちよくほう--
One(Single)bath process
意味
 最も広く行われている3価のクロムによる鞣し法。 1893年、Martin Dennisによってそれまで行われてきた二浴法に代わるものとして改良され、現在は一浴法が更に研究改良されて実用的なものとなり広く普及している。準備作業ピックリングの終わった皮をドラムに入れ、必要量のクロム鞣剤を加えて6~8時間ドラムを回転する。この間必要に応じて、浴の温度を上げ(30~40 ℃)、またアルカリを加えて鞣し液の塩基度を上げ、皮中にクロムを均一にかつ十分に結合させる。