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読み方
かわ
英語
Hide, skin
意味
動物の皮は、外部からのいろいろな刺激や危害から体を守るために、線維で織ったような緻密な美しさをもち、驚くほど精巧で合理的な構造をしている。この構造は、まさに自然の妙ともいえる。
皮の断面を、拡大して観察すると、図のように構造の異なる表皮真皮、皮下組織よりなる。体の表面を覆う表皮は、ケラチンを産出する表皮特有の角化細胞(ケラチノサイト)が、積層した薄い皮膜層によって、水の浸透や異物の侵入を阻止するバリア構造を持っている。表皮の内部で分裂した表皮細胞は、分化しながら外層に押し上げられてゆき、外界に接した最表層で扁平になった細胞の死骸がシート状の膜を形成し、これが表皮となる。製革工程においてや表皮は準備工程で取り去られる。
一方、表皮の下に接合している真皮は、表皮と筋肉組織の間を支持する結合組織であり、皮の主要部分である。ここに弾性線維、毛包、立毛筋、皮脂線、汗腺、血管、リンパ管、神経など皮に付属する器官が分布する。これらの器官は準備工程中の石灰漬けベーチング裏打ちなどによって化学的及び物理的に取り除かれ、真皮部分だけが革になる。真皮層は、超極細線維状のタンパク質であるコラーゲンが集まって細線維となり、コラーゲン細線維が束になり線維束を形成し、さらにその線維束が立体的に複雑に絡み合っている。真皮層の表面に近い方が乳頭層(銀面)で、この層には毛根があり、しかも線維構造は網状層と比較するとかなり緻密な構造をしている。この線維の密度や太さ、方向と収束、交絡程度などが総合されて革素材の機械的強度や伸び、弾性、柔軟性などが決定される。
哺乳動物の皮、ことに家畜の皮が製革業の主原料皮となり、成牛皮のような大動物の皮をハイド、ヒツジやブタのような小動物の皮をスキンと呼んで区別している。皮革の原料となる動物の皮は、と畜して剥皮した生皮(なまがわ、血生あるいは新鮮皮ともいう)の状態で、その動物体重の7~15%程度の重さを占める。
≪牛皮の断面模式図≫
≪牛皮の断面模式図≫

≪牛革断面の電子顕微鏡写真≫
≪牛革断面の電子顕微鏡写真≫
関連リンク
銀面皮革
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