再鞣し<さいなめし>のこと。鞣された革に対し、各種鞣剤で再度鞣しを施すこと。コンビネーション鞣しを構成する工程の一つである。異なる鞣剤<じゅうざい>を併用することにより、革の特性を広く変化させ、また特殊な機能を付加することができるため、多様化している革製品市場の要求に対応する方法として採用されている。再鞣剤には、補助型合成タンニン、置換型合成タンニン、樹脂鞣剤、鉱物鞣剤、植物タンニン、アルデヒド鞣剤などがある。クロム革又はウェットブルーに対する再鞣しが広く行われているが、E.I.ゴート(east india goat)のような植物タンニン鞣し革をクロム鞣剤で再鞣することもある。